アウトプットだけではダメ!デザイナーに必要なインプット術

デザインのインプット Design

よくデザインの勉強はとにかく作ることが大切と書いてある本や記事があると思いますが、半分正解で半分間違いだと思います。多分この記事を見ている方々も、普段たくさんデザインをしているが、どうも納得のいく作品ができない。作品に深みがない場合があると思います。今日はそんな方に役立つお話をしたいと思います。

私自身、初めはインプット9割、アウトプット1割にしたところ全く良い作品ができませんでした。しかし、あるときアウトプット10割にしたところ、作品の質が良くなったのですが、ある時に頭打ちになりました。それは自分のデザインの勉強方に問題があったことに気がついたのです。今では、インプットとアウトプットの割合を変えることで自分にとって理想的なデザインができるようになったので、参考になれば幸いです。

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インプットだけのデザインは意味がない

デザインの勉強を始めて初期の頃は書籍やネットの情報だけを眺め満足していることが多いと思いますが、そう言ったデザインの知識をただ貯めるだけでは全く意味がありません。むしろ、頭でっかちになり批評家にはなり得ますが、デザイナーとしては3流以下になってしまいます。

それは、デザインとは考えるプロセスも大事ですが、手を動かすプロセスが必ず入ってくるからです。オブジェクトの配置やちょっとした微調整などこれらは理屈で決まる世界ではないので実際に手を使ってやる必要があります。だからこそ、書籍で学んだ知識はなるべく早くアウトプットする必要があるのです。

よく見かけるのが、最近デザインを学んだ人や、仕事で専門ではないがちょっと学んでみた人、デザイナーではないが批評家でご飯を食べている人は言い方が悪いかもしれませんが、実際の現場では成果は出せていないですよね?知識はもしかすると他のデザイナーよりもあるかもしれませんが、成果は他のデザイナーよりもはるかに酷いのです。批評家は批評することでご飯を食べているので、問題ないかもしれませんが、実際の現場のデザイナーが頭でっかちだと仕事では価値はありません。

ひたすらアウトプットするデザイナー

次は逆にひたすらアウトプットばかりするデザイナーです。先ほどのインプットばかりのデザイナーと真逆で幾分かマシではあります。

何故なら、常にアウトプットしているので、依頼があった内容の仕事はきちんとこなせるのです。ただ、こういったデザイナーもまた問題があります。

  • 自分の領域のデザインしかできない
  • デザインに深みがない
  • 自分の作品が作れない

自分の領域のデザインしかできない

これは、例えばあなたがグラフィックデザイナーであるとしましょう。ただ、近年グラフィックだけではなくUIデザインも求められることが多くなりました。その時にあなたはインプットをしていないので、そもそもUIデザイナーが何のことが知りません。それにより、あなたはUIデザインをするチャンスを逃してしまうのです。

また、別の例を挙げると、あなたはグラフィックデザイナーです。カーニング処理やイラレの操作方法についてはよくわかっています。でも、錯視に関する知識がないと、オブジェクトを真ん中からずらして置く必要性がわからないまま真ん中に配置してしまったり、またはあなたは感覚的に錯視効果から真ん中に配置してはダメだどわかったとしても、そこまでにたどり着くまでえらい時間がかかるはずです。

このようにインプットを怠ると自分のデザイン領域を超えたデザインができなくなります。

デザインに深みがない

インプットを怠ると、デザインに深みが出なくなります。深みというのは、できた作品が先方から与えられた要件を満たしただけのデザインです。いやいや、先方の要件を見たいしているんだから、素晴らしいではないかと思うかもしれませんが、デザインというのはオブジェクトの配置や配色に意味や想いを持って配置されます。そういった意味合いや決まり事は多くの書籍やデザインの歴史を学ぶことで、多くの有名なデザイナーがどうやって社会と関係性をもたらしたデザインを作ることができるようになったのか、デザインの潮流はどのように作られたのかを知ることができます。それを知らないでデザインをするとテクニック的なデザインはできますが、できたデザインに対してストーリーが生まれないのです。

例えば、花王のロゴの遷移など見てみると、時代とともにシンプルになってきているのがわかると思います。後半になってくると「花王」から「Kao」に変化したりと時代に合わせてロゴが変化してゆきます。

図1

こういった動きはなぜ起こったのかというと、社会情勢や世の中の求めるものの総意が現れているのです。デザイナーはそういった総意も汲み取らないといけません。それゆえに普段から過去のデザインが生まれた理由、デザイナーが社会とどう結びついていったのかということを学ぶ必要があるのです。

自分の作品が作れない

自分の作品を作るにはむしろインプットは無い方が良いのではと思うかもしれませんが、以前読んだ本で面白一節がありました。詳細は忘れましたが、概略を書くと

「勉強することは決して個性を潰すことではない、むしろ勉強をすることによっても消し去れないものが個性なのである」

つまり、デザインの勉強もすればするほど自身の個性を潰すものではなく、むしろ様々なインプットをし自分の内なるものとインプットしたものが化学反応を起こし生まれてくるものがあなたの作品の個性なのです。それゆえに、様々な手法や考えを学びその中で自分の中で同意できるものをアウトプットすることにより、自分らしい作品が出来上がるのです。

芸術もテクニックではなく、あなた自身の人生の縮図を示していると考えれば理解しやすいかと思います。

インプット2割、アウトプット8割がデザインスキルを上げるのにちょうど良い

さて、具体的にどれくらいインプットとアウトプットの割合が良いかというと、勉強の初期段階ではインプットが大きくなるのは良いですが、実際にデザイナーになった後は、インプット2割、アウトプット8割が適当だと思います。

理由としてこれが実際にデザインの仕事をしている人にとって現実的であるのと、これ以上インプットを増やしても意味がないからです。

インプット2割、アウトプット8割というのは、例えば、一日8時間労働と考えると、8時間の2割は96分で、だいたい1時間半くらいで、朝起きて本を読んだりする時間だと思います。その後、学んだことを労働に当てることを考えるとこれくらいが妥当であると思います

まとめ

いかがでしたか?

本日の重要なこととして

インプット2割、アウトプット8割がデザインスキルを上げるのにちょうど良い

です。是非とも実践してくださいね。

ブログを読んでいただきありがとうございました。

このブログでは、自分の過去の体験をもとにどうすればデザインのスキルアップができるのか手助けになるための情報を発信したいと思います。

自分も過去にデザイン業界とは全く異なった分野にいて、散々迷った挙句デザイナーになりました。しかし、その決断は今も後悔しておりません。

この記事が、デザイナーになろうと考えている全ての人の助けになればと思います。

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それでは、良い一日を!

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